世界で最も美しい駅に選ばれた金沢の玄関口である金沢駅。光に包まれ堂々とただずむ姿は圧巻!そんな金沢駅からスタートする、これだけは見ておきたい美しいライトアップを特集します!金沢のもうひとつの顔を是非ご覧あれ!
主計町茶屋街
まずご紹介するのは、にし茶屋街、ひがし茶屋街と並ぶ、金沢の三大茶屋街として知られる主計町茶屋街。この界隈では昔ながらの料亭や茶屋が建ち並び、夕暮れ刻になると三味線の音が聞こえることがあります。
1869年に始まった遊廓がルーツとされている、金沢で生まれた茶屋街です。夜しか営業していないお店があったり、ひがし茶屋街とは、真逆なイメージの茶屋街です。石畳みの続く路地、浅野川の流れ、街灯、幻想的な通りは、小京都ならではの雰囲気です。まさに散策といった感じです。午後9時まで「中の橋」という木造の橋がライトアップされています。この橋は、泉鏡花の代表作「照葉狂言」の舞台にもなった有名な橋で、石畳道と木造橋の融合はとてもきれいな情景を作ってくれます。
住所:石川県金沢市主計町
営業時間:店によって異なる
定休日:店によって異なる
TEL:076-232-5555
HP:
http://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/
金沢城石川門
続いて紹介するのは、石川郡の方を向いていたことからその名がついた石川門です。金沢城跡の東に位置する重要文化財です。
豊かな自然の中、百万石の風格を漂わせるその堂々とした構えと、夜のライトを浴びた幻想的な姿が印象的な金沢城石川門。桜が開花する時期は華やかさを極め、毎年、大勢の花見客でにぎわいます。桜と壮大な石川門がライトアップされた様子は非常に美しいです。
住所:石川県金沢市丸の内1−1
営業時間: 7:00~18:00
定休日:無休
TEL:076-234-3800
HP:
http://www.kanazawaclub.com
石川県庁石引分室
続いて紹介するのは、旧陸軍の偕行舎として建てられた木造二階建ての石川県庁石引分室です。
マンサード風の屋根をもつ中央棟の左右に,寄棟の翼部がつく構成になっています。西洋式の意匠をちりばめた華やかな外観が特徴的です。偕行社とは帝国陸軍の将校准士官の親睦等のための倶楽部で、現在も陸上自衛隊幹部OBの親睦会として続いており、登録有形文化財に認定されています。
住所:石川県金沢市石引4丁目18
営業時間:見学自由(ライトアップは日没~22時まで)
定休日:無休(ライトアップは土日祝のみ)
TEL:076-220-2469
HP:
http://www4.city.kanazawa.lg.jp
中の橋
続いて紹介するのは、浅野川大橋の下流にある、白木作りの歩行者専用の橋、中の橋です。
貧しい母子が橋銭を取って暮らす様子を描いた泉鏡花の「化鳥」、「照葉狂言」の舞台となった場所で、かつては橋を渡るごとに一文支払ったことから、別名「一文橋」とも言われていました。ライトアップされた中の橋も情緒あふれる美しさですが、ここから眺める主計町の夜景も素晴らしいです。
住所:石川県金沢市主計町
営業時間:見学自由(ライトアップは日没~21時)
定休日:無休
TEL:076-232-5555
HP:
http://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp
玉泉院丸庭園
最後に紹介するのは、加賀藩三代藩主「前田利常」による作庭から、その後歴代の藩主により手を加えられながら、廃藩時まで金沢城内玉泉院丸に存在していた玉泉院丸庭園です。玉泉院丸庭園は、饗応の場として活用された「兼六園」に比べ、藩主の内庭としての性格が強い庭園だったと考えられています。
玉泉院丸庭園のライトアップは、加賀藩代々の藩主たちが愛でた大名庭園を、夕焼けをテーマに気品ある灯りで表現しています。演出➀と演出➁合わせて7分間の灯りの演出があり、演出➀は「三つの灯り」。夕焼けから宵、そして夜更けの月見の庭へと移り変わる三つの灯りをお楽しみいただけます。演出➁は「四季折々の灯り」。尺八や筝など和楽器の演奏に合わせた玉泉院丸庭園ならではの四季折々の灯りをご堪能できます。玉泉院丸庭園の入園は時間にかかわらず無料です。
住所:石川県金沢市丸の内1‐1
営業時間:ライトアップは日没~21時
定休日:無休(ライトアップは毎週金曜日・土曜日、祝日の前日の夜)
TEL:076-234-3800
HP:
http://www.pref.ishikawa.jp